カテゴリー「チック・コリア」の2件の記事

2012年11月16日 (金)

Chick Corea - Three Quartets (1981年)

チック・コリア Three Quartets

Chick Corea (チック・コリア)
Three Quartets (スリー・クァルテッツ) 1981年

チック・コリアのアコースティック作品は探せばいろんな名作が出てきますが、この作品は上位に位置するひとつだと思います。メンバーは1970年代を駆け抜けた凄腕の方々で驚きました。チック以外は既にステップスというグループで顔を合わせてます。一人一人が呼吸を合わせつつ強い個性をぶつけ合っている感じで、なかなか白熱した演奏が楽しめます。

全曲チックが作曲してるので、なんとなくリターン・トゥ・フォーエバーの延長線的な曲調になってるかと思う。まず1曲目から4曲目の「Quartet」は個々のインプロヴィゼーションが白熱しており、会話をするようかの演奏が聴けて楽しいです。「フォーク・ソング」はチックお得意のラテン・リズムの曲で、メロディーが名曲「スペイン」と同じぐらい良いですね。曲も演奏も素晴らしいのでほんと豪華な音です。

今は亡きマイケル・ブレッカーのスリリングな演奏はとても存在感があり、かなり耳に入ってきますね。評論家たちに機械的と馬鹿にされていたらしいが、だからといって冷たい音という感じでなく、しっかり感情のこもった正確な音というのが正しいかと思う。チックのリーダー作ではあるが、間違いなく主役はマイケルですね。

■メンバー
チック・コリア (p)
マイケル・ブレッカー (ts)
エディ・ゴメズ (b)
スティーヴ・ガッド (ds)

■曲リスト
1. Quartet No.1
2. Quartet No.3/Quartet No.2
3. Part 1 (Dedicated To Duke Ellington)
4. Part 2 (Dedicated To Duke Ellington)
ボーナストラック
5. Folk Song
6. Hairy Canary
7. Slippery When Wet
8. Confirmation

2012年8月15日 (水)

Chick Corea 「Now He Sings Now He Sobs」 1968年

Chick Corea Now He Sings Now He Sobs

Chick Corea (チック・コリア)
Now He Sings Now He Sobs (1968年)

後にリターン・トゥ・フォーエバー(以下RTF)を結成するピアニスト、チック・コリアのソロ2作目。アコースティック楽器のトリオ作だが、当時としては斬新な演奏と曲はスリリングでジャズの枠を少し越えているかと思う。メンバーはRTFと並ぶフュージョン・バンド、ウェザー・リポートの初代ベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウスと、ベテラン・ドラマーのロイ・ヘインズという凄い顔ぶれ。この組み合わせで度々アコースティックの作品を出してるので、気になった方はぜひチェックを。

若きチックの演奏は深みは無いけれどテクニックや個性はしっかりしている。フリー・ジャズやラテン音楽の要素を入れたりととてもユニーク。チックと並び個性的なのがヴィトウスのベース。エディ・ゴメス並みにブンブン言わしているが、それに加えて独特な音を出してくる。音を聴けば一発で分かるぐらい個性的なのだ。こんな個性的な2人を支えるバックのヘインズのドラミングもまた素晴らしい。この次世代のジャズを苦も無く安定感良く叩きこなしている。

全体的に難解な音もあるかもしれないが、メロディアスかつちょっとシリアスな感じでけっこう何回か聴きたくなります。チック・コリアと言うとこの作品を上げる方は多いそうです。

■メンバー
チック・コリア (p)
ミロスラフ・ヴィトウス (b)
ロイ・ヘインズ (ds)

■曲リスト
1. Steps-What Was
2. Matrix
3. Now He Sings, Now He Sobs
4. Now He Beats The Drum, Now He Stops
5. The Law Of Falling And Catching Up
6. Samba Yantra
7. Bossa
8. I Don't Know
9. Fragments
10. Windows
11. Gemini
12. Pannonica
13. My One And Only Love