カテゴリー「ウィントン・ケリー」の2件の記事

2012年10月23日 (火)

Wynton Kelly - Kelly Blue (1959年)

ウィントン・ケリー/ケリー・ブルー

Wynton Kelly (ウィントン・ケリー)
Kelly Blue (ケリー・ブルー) 1959年

ブルーというとケニー・バレルの「ミッドナイト・ブルー」が有名だが、ウィントン・ケリーのブルーも負けちゃいない。ビル・エヴァンスのように後ろへ回ることが多いが、それによってメンバーそれぞれの魅力を引き出すことができている。トリオ編成の曲ではケリーの素晴らしいブルース・フィーリングを存分に楽しむことができるなかなかおもしろい作品です。

代表曲の「ケリー・ブルー」は確かにいいが、ケリーのブルースを味わうなら2曲目「朝日のようにさわやかに」だ。この曲ではトリオ編成で渋い。歌ってるかのようなピアノの音に合わせてスキャットしたくなるようなそのフィーリングが最高です。ケリー作の「キープ・イット・ムーヴィング」はブルージーかつスィンギー。この曲も渋くてかっこいい。メンバーそれぞれのソロ・プレイも楽しく、これも代表曲と言えます。

個性的なプレイヤーが集まった作品ですが、パーフェクトと言える内容です。同時期の「ウィスパー・ノット」も素晴らしいですが、ブルース好きなら「ケリー・ブルー」に軍配が上がるでしょう。

■メンバー
ウィントン・ケリー (p)
ナット・アダレイ (cor)
ベニー・ゴルソン (ts)
ボビー・ジャスパー (fl)
ポール・チェンバース (b)
ジミー・コブ (ds)

■曲リスト
1. Kelly Blue
2. Softly, As In A Morning Sunrise
3. On Green Dolphin Street
4. Willow Weep for Me
5. Keep It Moving [Take 4]
6. Old Clothes
7. Do Nothin' Till You Hear From Me
8. Keep it Moving [Take 3]

2012年9月10日 (月)

Wynton Kelly - Piano (ウィスパー・ノット) 1959年

Wynton_kelly_piano

Wynton Kelly (ウィントン・ケリー)
Piano
邦題:ウィスパー・ノット (1959年)

マイルス・デイヴィスからレッド・ガーランドとビル・エヴァンスのハイブリッドと言われてたピアニスト、ウィントン・ケリーの初期の傑作。

メンバーは非常に個性的な者が集まっており、ギターはまだ若手だったケニー・バレル。ベースのポール・チェンバースとドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズはあちこちで名を見かける時期ですね。それぞれの和やか気分な主張が素晴らしく、もうけっこう何回か聴いてます。

作品はブルージーな曲が多く、このメンバーでやるに非常にピッタリです。後にウェス・モンゴメリーとの共演による名盤「Smokin' at the Half Note」も素晴らしいが、個人的にはリラックス雰囲気たっぷりなこの「Whisper Not」のほうが好きですね。

ウィントン・ケリーのピアニスト仲間のビル・エヴァンスはこの作品を褒めているようで、ビルもこれを聴いたとき自分と同じように演奏や曲に酔いしれてたのだろうかと想像したくなる。

「計算されたような箇所はどこにもない。
ただ純粋な魂だけが演奏の中で明るく煌めいている。」
ビル・エヴァンス

■メンバー
ウィントン・ケリー (p)
ケニー・バレル (g)
ポール・チェンバース (b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ (ds)

■曲リスト
1. Whisper Not
2. Action
3. Dark Eyes
4. Dark Eyes (Take2)
5. Strong Man
6. Ill Wind
7. Don't Explain
8. You Can't Get Away