カテゴリー「ウェス・モンゴメリー」の3件の記事

2012年10月22日 (月)

Wes Montgomery - Boss Guitar (1963年)

ウェス・モンゴメリー/ボス・ギター

Wes Montgomery (ウェス・モンゴメリー)
Boss Guitar (ボス・ギター) 1963年

オルガン、ドラムによるトリオ作のたぶん第2弾。オルガンはメル・ライン(メルヴィン・ライン)が再び登場。この人はジミー・スミスと並んでもいいくらい良いサウンドを出してくれるのでかなりお気に入りです。ドラムは強い個性は無いが元気のよいドラミングが魅力のジミー・コブ。この2人との良い相性がウェスの魅力を最大限に引き出せているかと思う。1959年のトリオ作よりテンポが良く明るい曲が増え、演奏の雰囲気も楽しげなのがよい。

まず有名な「ベサメ・ムーチョ」を先頭にもってくるとはちょっと卑怯なと思うかもしれないが、この戦略は大成功。一気にこのトリオの魅力へとはまって行く。テンポよくスィンギーなアレンジにはかなり興奮させられる。「ディアリー・ビラヴド」のメロウなギターも素晴らしい。フィンガーピッキングならではの軟らかい音がすごく心地いい。スタンダード曲「酒とバラの日々」はウェスのスリリングなギターと渋いオルガンがかっこ良過ぎですね。ラストは甘いメロディーのバラード「フォー・ヘヴンズ・セイク」。ウェスの素晴らしいフィーリングは目を閉じて聴きたくなる。

ウェスのリーダー作の名盤はいろいろあるが、私はこの作品が最高傑作ではないかと考えている。ウィントン・ケリーのピアノとの相性もいいが、やっぱギターはオルガンとのほうが相性良く、また2人の素晴らしい演奏が最大限の魅力を発揮することに成功してるかと思います。

■メンバー
ウェス・モンゴメリー (g)
メル・ライン (org)
ジミー・コブ (ds)

■曲リスト
1. Besame Mucho
2. Dearly Beloved
3. Days of Wine and Roses
4. The Trick Bag
5. Canadian Sunset
6. Fried Pies
7. The Breeze and I
8. For Heaven's Sake
9. Besame Mucho (take 2)
10. Fried Pies (take 1)

2012年10月21日 (日)

Milt Jackson and Wes Montgomery - Bags Meets Wes (1962年)

ミルト・ジャクソン&ウェス・モンゴメリー

Milt Jackson and Wes Montgomery (ミルト・ジャクソン&ウェス・モンゴメリー)
Bags Meets Wes (バグス・ミーツ・ウェス) 1962年

ミルトとウェスという個性的なプレイヤーがタッグ組んだやや隠れた名盤。バック陣もなかなか凄く、全員が名プレイヤーでお気に入りの人達ばかりだったのでちょっと驚いた。一人一人の音が素晴らしく豪華な音と言える。音の配置も良いのでちょっとライヴ感もあるとこも良い。選曲はブルース系がけっこう多く、なかなか渋い作品となっている。

ミルトが奏でるヴィブラフォン(鉄琴)という楽器での演奏というと甘ったるいのが多いが、この作品は曲が渋めなのでかっこよく聴こえる。スリリングな演奏とブルージーなメロディーにかなり酔えます。ミルトのヴィブラフォンはウェスとの相性もよく呼吸もピッタシ。

注目の曲は「ジングルズ」でしょう。テイク9ってそんなに演奏しまくったの?と思うが聞いてみれば分かる。非常に楽しいのだ。スリリングでハイテンション、もうノリノリで全員の楽器による会話が大騒ぎ。きっと楽しみ過ぎてたくさん録っちゃったんでしょう。

スピーカーの左右から聴こえるサム・ジョーンズとウィントン・ケリー、あとその後ろのフィリー・ジョーもみんな主張あるプレイもするが、がっちりバックを固めた演奏のときも素晴らしい。サムのベースはけっこう目立つが、これが良いビートを生み出してるように思えて非常にグッジョブだと思う。ケリーのピアノは控え気味なとこが素晴らしい背景を作り出しているかと思う。あくの無い軽やかなソロ・プレイも流石ですね。

■メンバー
ミルト・ジャクソン (vib)
ウェス・モンゴメリー (g)
ウィントン・ケリー (p)
サム・ジョーンズ (b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ (ds)

■曲リスト
1. S.K.J.
2. Stablemates
3. Stairway To The Stars (take 6)
4. Blue Roz
5. Sam Sack
6. Jingles (take 9)
7. Delilah (take 4)
8. Stairway To The Stars (take 2)
9. Jingles (take 8)
10. Delilah (take 3)

2012年10月20日 (土)

The Wes Montgomery Trio (ザ・ウェス・モンゴメリー・トリオ) 1959年

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The Wes Montgomery Trio (ザ・ウェス・モンゴメリー・トリオ) 1959年

ウェスの初期の傑作。ギター、オルガン、ドラムによるトリオ作で、ブルージーな曲が多く、演奏も非常に渋いのが特徴の作品です。ウェスのギターがたくさん聴けるので、得意のオクターヴ奏法をじっくり堪能できます。

スタンダードな「ラウンド・ミッドナイト」「イエスタデイズ」「ウィスパー・ノット」は非常にうれしい選曲で、ウェスのオクターヴ奏法とメルヴィン・ライン(メル・ラインかな?)のオルガンのベース音が響き渡るともう最高です。メルヴィンのオルガンはウェスのギターと相性が良く、「ボス・ギター (1963年)」でも素晴らしいプレイを聴かせてくれます。

ゆったりとした曲が多いのでちょっと地味に感じるとこもありますが、ゆっくり聴くに最高の作品ですので、夜ちょっと寝る前ぐらいに聴くといい気持ちになります。

■メンバー
ウェス・モンゴメリー (g)
メルヴィン・ライン (org)
ポール・パーカー (ds)

■曲リスト
1. Round Midnight
2. Yesterdays
3. The End Of A Love Affair
4. Whisper Not
5. Ecaroh
6. Satin Doll
7. Missile Blues
8. Too Late Now
9. Jingles
10. Satin Doll (Take 5)
11. Missile Blues (Take 5)