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2012年10月15日 (月)

Red Garland - When There Are Grey Skies / レッド・ガーランド - ホエン・ゼア・アー・グレイ・スカイズ (1962年)

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Red Garland (レッド・ガーランド)
When There Are Grey Skies (ホエン・ゼア・アー・グレイ・スカイズ)1962年

プレスティッジでの最後の作品。名盤「グルーヴィー」と比べてしっとり系の曲が目立つ作品です。とくに1曲目のスローテンポな「ソニー・ボーイ」や、トラッド曲の3曲目「セント・ジェームス病院」の演奏がなかなかすばらしい。しっとりとしたメロディーと感情たっぷりのピアノのタッチには、そういえばこの人ボクサーだったなとふと思い出すと同時に少し驚く。こんな哀愁もだせるとは流石ですね。

上記の2曲だけでもお腹いっぱいになるので、他の曲がつまんなくなっちゃうかなと思う。それでもガーランドのピアノに魅了されるので外せない作品ですね。ガーランドはこの後、体調不良のためしばらく姿を消し、1970年代前半にカムバックします。

■メンバー
レッド・ガーランド (p)
ウェンデル・マーシャル (b)
チャーリー・バーシップ (ds)

■曲リスト
1. Sonny Boy
2. My Honey's Lovin' Arms
3. St. James Infirmary
4. I Ain't Got Nobody
5. Baby Won't You Please Come Home
6. Nobody Knows The Trouble I've Seen
7. My Blue Heaven (Previously Unissued)

Red Garland - Red Garland's Piano / レッド・ガーランド - レッド・ガーランズ・ピアノ (1957年)

レッド・ガーランズ・ピアノ

Red Garland (レッド・ガーランド)
Red Garland's Piano (レッド・ガーランズ・ピアノ ) 1957年

名盤「グルーヴィー」の次の作品で、姉妹作的な感じのする作品です。バックは引き続きポール・チェンバース (b)、アート・テイラー (ds)です。

「グルーヴィー」同様に得意のスィンギーな曲やブルージーな曲をやっているがインパクトに欠けるかもしれない。それでもガーランドのピアノの響きには魅了される。「グルーヴィー」を聴いてもっと聴いてみたいと思ったらこの作品と合わせて聴くのがベストかと思います。

■メンバー
レッド・ガーランド (p)
ポール・チェンバース (b)
アート・テイラー (ds)

■曲リスト
1. Please Send Me Someone To Love
2. Stompin' At The Savoy
3. The Very Thought Of You
4. Almost Like Being In Love
5. If I Were A Bell
6. I Know Why (And So Do You)
7. I Can't Give You Anything But Love
8. But Not For Me

2012年8月 6日 (月)

Red Garland Trio 「Groovy」 1957年

Red Garland Groovy レッド・ガーランド・トリオ グルーヴィー
Red Garland Trio (レッド・ガーランド・トリオ)
Groovy
グルーヴィー (1957年)

マイルス組の一人、レッド・ガーランドのソロ3作目。ルディ・ヴァン・ゲルダーのスタジオで録音されたジャズの名盤のひとつ。個人的に大好きなトリオ作のひとつです。

レッド・ガーランドは凄腕という訳ではないため過小評価されてますが、協調性のある演奏は聴く者の心を穏やかにするといった感じの魅力があります。強い個性を持ってはないが、その演奏はとても『ジャズ』と感じさせてくれるとこも好感が持てる。

この作品が名盤となるにバック陣の存在も大きい。ポール・チェンバース (b)、アート・テイラー (ds) というそりゃ反則だと言いたくなる強者がバックだから2人の名前を見たとき名盤確定と思った。チェンバースもテイラーも素晴らしい演奏で、とくに良いベースを弾いてるチェンバースの音がよく耳に入ってくる。ということでバックの2人の作品になってしまいそうだが、みんな同じラインに立っているように思えます。そんな風にできるのがガーランドの隠された腕前だったりして?

さて1曲目は名曲「Cジャム・ブルース」。この1曲に尽きると言う人は少なくない。前回のミンガスの記事でもお伝えしたが、この曲はデューク・エリントンの名曲のひとつで、ガーランドのは原曲よりブルージーになっている。チェンバースの気持ちの良いベースラインと、テイラーの渋いドラムも最高で非常にクールな1曲です。

続く2曲目バラード曲「Gone Again」はチェンバースのベースが目立つが、ガーランドの軟らかいピアノのタッチがなかなか素晴らしい。4曲目「Willow Weep For Me」のスローなブルースも心地が良く、こういった曲が似合ってるかと思う。

ラスト「Hey Now」は「Cジャム・ブルース」のようなスィンギーな曲で後味スッキリ。ルディ・ヴァン・ゲルダーの素晴らしい録音も非常にグッジョブです。トリオが好きな人はぜひ。

■メンバー
レッド・ガーランド (p)
ポール・チェンバース (b)
アート・テイラー (ds)

■曲リスト
1. C-Jam Blues
2. Gone Again
3. Will You Still Be Mine?
4. Willow Weep For Me
5. What Can I Say After I Say I'm Sorry?
6. Hey Now