2012年11月17日 (土)

Charles Mingus - Mingus at Antibes (1960年)

チャールズ・ミンガス ミンガス・アット・アンティーブス

Charles Mingus (チャールズ・ミンガス)
Mingus at Antibes (ミンガス・アット・アンティーブス)1960年

1960年、アンティーブ国際ジャズフェスティバルでのライヴ。「直立猿人」「道化師」などの作品の1曲目のような激しいインプロヴィゼーションの曲が多く、非常に白熱とした演奏のライヴです。ミンガスは曲によってピアノも若干弾いてます。

1曲目は「ブルース&ルーツ」からの曲で、スタジオ以上のテンションで圧倒されます。2曲目は1曲目同様にこれまた激しいインプロヴィゼーションがすごい。4曲目はバド・パウエルが参加してるが、残念だが存在感は薄い。好調なときだったらもっと白熱していたかもしれない。後半もこれでもかと言わんばかりの熱い演奏が繰り広げられ、全編興奮しっぱなしになるでしょう。

この作品は「直立猿人」から始まったミンガス・ワールドの集大成的なライヴだと思います。ミンガスのライヴはいくつかありますが、これがベストでしょう。

■メンバー
チャールズ・ミンガス (b)
テッド・カーソン (tp)
エリック・ドルフィー (as)
ブッカー・アーヴィン (ts)
ダニー・リッチモンド (ds)
バド・パウエル (p)※4曲目

■曲リスト
1. Wednesday Night Prayer Meeting
2. Prayer For Passive Resistance
3. What Love?
4. I'll Remember April
5. Folk Forms I
6. Better Git Hit In Your Soul

2012年11月16日 (金)

Chick Corea - Three Quartets (1981年)

チック・コリア Three Quartets

Chick Corea (チック・コリア)
Three Quartets (スリー・クァルテッツ) 1981年

チック・コリアのアコースティック作品は探せばいろんな名作が出てきますが、この作品は上位に位置するひとつだと思います。メンバーは1970年代を駆け抜けた凄腕の方々で驚きました。チック以外は既にステップスというグループで顔を合わせてます。一人一人が呼吸を合わせつつ強い個性をぶつけ合っている感じで、なかなか白熱した演奏が楽しめます。

全曲チックが作曲してるので、なんとなくリターン・トゥ・フォーエバーの延長線的な曲調になってるかと思う。まず1曲目から4曲目の「Quartet」は個々のインプロヴィゼーションが白熱しており、会話をするようかの演奏が聴けて楽しいです。「フォーク・ソング」はチックお得意のラテン・リズムの曲で、メロディーが名曲「スペイン」と同じぐらい良いですね。曲も演奏も素晴らしいのでほんと豪華な音です。

今は亡きマイケル・ブレッカーのスリリングな演奏はとても存在感があり、かなり耳に入ってきますね。評論家たちに機械的と馬鹿にされていたらしいが、だからといって冷たい音という感じでなく、しっかり感情のこもった正確な音というのが正しいかと思う。チックのリーダー作ではあるが、間違いなく主役はマイケルですね。

■メンバー
チック・コリア (p)
マイケル・ブレッカー (ts)
エディ・ゴメズ (b)
スティーヴ・ガッド (ds)

■曲リスト
1. Quartet No.1
2. Quartet No.3/Quartet No.2
3. Part 1 (Dedicated To Duke Ellington)
4. Part 2 (Dedicated To Duke Ellington)
ボーナストラック
5. Folk Song
6. Hairy Canary
7. Slippery When Wet
8. Confirmation

赤霧島はどこにある?

寒くなってまいりました。急激な気温の変化に頭が痛いです。腰の具合も悪くなってきてるし、寒い季節は悪いことづくめです。やりたいことはいろいろあるけど全然進んでません。

さて、今日は赤霧島のご紹介を。

赤霧島
【芋焼酎】赤霧島 1,800ml

たまにコンビ二で900mlを見かけますが、すぐに売り切れる人気の芋焼酎です。見ての通り一升瓶もありますがどっちのほうが入手しやすいかな?この焼酎は紫芋「ムラサキマサリ」を使用した良い甘みと香りが楽しめますので、今の季節によいかと思います。

先々週に東京でいろいろCD買ってきましたが、フュージョン系ばかりになってしまいました。ミンガスの「Me, Myself and Eye」を調べていたところ、ワーナーのページで来年2月に「JAZZ BESTコレクション 1000」が出ることを発見!また大人買いできるような作品をたくさん出してくれることを期待してます。

2012年10月27日 (土)

Paul Chambers - Bass On Top (1957年)

ポール・チェンバース ベース・オン・トップ

Paul Chambers (ポール・チェンバース)
Bass On Top (ベース・オン・トップ) 1957年

前作よりもチェンバースのベースの音色が濃い作品となったソロ3作目。ベースが全篇リードを取るという当時としては異例の作品です。管楽器奏者は今回いないのでベースの音がより目立ちます。チェンバースが主役ではあるが、ギターのケニー・バレルも活躍してますのでそちらにも注目を。

「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」はジャズ歌手、ヘレン・メリルで有名だと思うが、ここではもちろんチェンバースが歌メロを弾いている。このままチェンバースがずっとリードを取るのか不安だったが、ケニー・バレルもハンク・ジョーンズも前面に出てくれて一安心。哀愁あるメロディーのトラッド曲(だっけかな?)「懐かしのストックホルム」は、まずはケニー・バレルからスタート。そのあとチェンバース、ケニー、ハンクと続いて素晴らしいソロを聴かせてくれてこれは素晴らしい。ラストは曲の大半をベースがリードする「コンフェッシン」。これは渋くてベースがリードを取るにいい曲ですね。

この作品はベースをやってる人か、チェンバースのファンならすごく楽しめると思いますが、ケニー・バレルが参加したならケニーをメインにしたらもっといい作品になったんじゃないかなとちょっと思います。「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」はジャズ・ギタリスト、ジム・ホールがアルバム「アランフェス協奏曲」で同じく取り上げてるのと比べると、やっぱギターがメインのほうがいいですね。でもまあおもしろい作品なので、ベースの音が好きな人にぜひ聴いて頂きたい作品です。

■メンバー
ポール・チェンバース (b)
ケニー・バレル (g)
ハンク・ジョーンズ (p)
アート・テイラー (ds)

■曲リスト
1. Yesterdays
2. You'd Be So Nice To Come Home To
3. Chasin' The Bird
4. Dear Old Stockholm
5. The Theme
6. Confessin'

Paul Chambers Quintet (ポール・チェンバース・クインテット) 1957年

ポール・チェンバース・クインテット

Paul Chambers Quintet
ポール・チェンバース・クインテット (1957年)

名ベーシスト、ポール・チェンバースのリーダー作2作目。名盤「ベース・オン・トップ」と並ぶ名盤と言える作品で、ベースがリードをとるという異例の演奏がここでも聴けます。

注目はベニー・ゴルソンの「マイナー・ランダウン」や、スタンダード曲「朝日のようにさわやかに」での歌うかのようなリード・ベースは今聴いても斬新だが、けして変な感じになってないのがおもしろい。リードから一転バックに回るスリリングな演奏もよい。

この作品は次作「ベース・オン・トップ」と比べて実験的な要素は低くオーソドックスな感じなので聴き易いです。作品としての完成度はなかなか高く、チェンバースが残した数少ないソロ作の中では最高傑作と言ってもいいかもしれません。知名度では「ベース・オン・トップ」が上ですが、私はこのクインテットが好きですね。

■メンバー
ポール・チェンバース (b)
ドナルド・バード (tp)
クリフ・ジョーダン (ts)
トミー・フラナガン (p)
エルヴィン・ジョーンズ (ds)

■曲リスト
1. Minor Run-Down
2. The Hand of Love
3. Softly As in a Morning Sunrise
4. Four Strings
5. What's New
6. Beauteous
7. Four Strings (alternate take)

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